寒い時のバイクツーリングって、どんな服が良いの?
あと、オススメのアイテムを知りたい!
こんなお悩みを解決します。
当記事では、下記について記載しています。
当記事の内容
- 防寒しないとどうなる?
- 上半身の防寒
- 下半身の防寒
- 便利なアイテム
バイクを運転している時、運転者は常に風にさらされている状態です。
特に冬場は非常に寒いため、どのような服装をすればいいか分からない方が多いでしょう。
そこで今回は、冬にバイクに乗る時の注意点や、おすすめの服装・アイテムについて解説します。
服装を工夫してしっかりと防寒し、寒い冬でもバイクの運転を楽しみましょう。
冬のバイクの運転で防寒しないとどうなる?
バイクを運転していると全身に風を受けるため、冬場は特に身体が冷えます。
ハンドルを握っている手は服に覆われていないため、手袋を付けずに運転すると、手の感覚を失うほど冷たくなります。
首元からは風が入ってくるため、ネックウォーマーなどを身に付けていなければ全身が冷えてくるでしょう。
その結果、身体の震えが止まらなくなったり、寒すぎて痛みを感じたりすることがあります。
このような状況になると身体がこわばって、体力が奪われます。
また、ハンドルを握る力が弱くなったり、判断力が低下したりして、事故に繋がるケースもあるのです。
体調を崩さないために防寒することはもちろんですが、安全にバイクの運転を楽しむためにも、冬場の服装には注意しなければいけません。
冬のバイクの服装はこれ!上半身の防寒
ヘルメット
バイクを運転する時には、必ずヘルメットを被らなければいけませんが、ヘルメットでも防寒することができます。
冬場の運転では、頭と顔全体が完全に覆われるフルフェイスヘルメットが適しています。
万が一転倒した時も頭部をしっかりと守ってくれるため、安全性も高いです。
一方、顎部分が覆われていないジェットヘルメットや、頭部のみ覆われる半帽ヘルメットは風が通って非常に寒いです。
そのため、冬場の運転にはあまり適していません。
首まわり
首が冷えると一気に全身が冷えてしまうため、首まわりの防寒は非常に重要です。
風が入ってこないように、防寒アイテムを活用しましょう。
おすすめのアイテムは、ネックウォーマーです。
頭から被るだけで身に付けられますし、運転中にずれることも少ないからです。
また、コンパクトなものが多く、休憩中や食事中に外してもかさばりません。
一方マフラーは、身に付ける度に巻く必要がありやや手間がかかります。
また走行中にほどけた場合は、木などにひっかかって首が絞まる恐れもあり、危険です。
したがって、手軽に装着できて安全なネックウォーマーが最適だといえます。
さらに防寒性を求める場合は、電熱ネックウォーマーを選んでみてください。
電熱ネックウォーマーとは、モバイルバッテリーなどの電力を利用して、ネックウォーマー本体が温かくなるものです。
熱が逃げにくいため、温かさが持続します。
また、口元まで覆えるものや、裏地がボアになっているものもおすすめです。
グローブ
バイクを運転する上で、グローブは不可欠なアイテムだといえます。
手がすべってハンドル操作を誤ることを防止できるためです。
また、冬場は防寒のためにも欠かせません。
したがって、冬用のライダーグローブを着用しましょう。
防寒性が高いことはもちろん、雨に耐えられる防水機能を備えたものが適しています。
グローブを装着しても手が冷えるのであれば、インナーグローブを身に付けてみてください。
薄手のインナーグローブの上からライダーグローブを装着すると、保温性が上がります。
さらに、電熱グローブという選択肢もあります。
これは、モバイルバッテリーや車載電源からの電力で、グローブ自体が温まるアイテムです。
インナー
上半身の防寒対策にはインナーが重要です。
熱を逃がさない保温効果や、温熱効果を備えているものを選んでください。
また、寒い冬でも、暖房の効いた室内で休憩したり食事をとったりすると汗をかきます。
汗が乾いていない状態で放置すると身体の熱が奪われてしまうため、吸水性にもこだわりましょう。
また、機能性だけでなく着心地も重要です。
インナーは肌に直接触れるものなので、着ていて不快感のないものを選んでください。
身体を締め付けるものを着用してバイクに乗ると、運転しにくいケースがあります。
バイクライダー向けの商品などを選んで、暖かくて快適な運転を楽しみましょう。
ミドルウェア
ミドルウェアとは、インナーの上に着用するアイテムのことで、身体の熱を外に逃がさないようにする効果が期待できます。
一般的なセーターやスウェットでも問題ありませんが、より防寒を重視するならダウンやフリースなどがおすすめです。
保温効果は重視しつつなるべく薄手のものを選ぶと、ごわつかず運転しやすいです。
さらに防寒効果を得たい場合は、電熱ウェアを着用しましょう。
電熱ウェアとは、生地の中にヒーターが備え付けられており、身体を暖めるアイテムです。
ウェア自体から熱が出て外気に左右されることがないため、冬場のバイクの運転には最適。
長袖のジャケットタイプや、ノースリーブのベストタイプがあります。
また、車載電源から電力を得るタイプや、モバイルバッテリーに接続するタイプがあります。
機能性や加熱時間なども異なるため、最も使いやすいものを選ぶことが大切です。
アウター
ミドルウェアの上にはアウターを着用し、走行風を防ぎます。
一般的なダウンジャケットなどでも問題ありませんが、なるべくバイクライダー用の冬用ジャケットを選びましょう。
バイクライダー用のジャケットにはプロテクターが取り付けられているものが多く、事故によるダメージを軽減できます。
また、防風性が高いものも多く、冷たい風による身体の冷えを最低限に抑えられます。
冬のバイクの服装はこれ!下半身の防寒
インナーパンツ
下半身を防寒するためには、インナーパンツが重要です。
保温機能があるものを着用して、身体の熱が逃げることを防いでください。
バイクライダー用のインナーパンツを選ぶと、防風効果も期待できます。
また、起毛素材のものであればしっかりと保温できるでしょう。
アウターパンツ
インナーパンツの上にはアウターパンツを履きます。
デザインでパンツを選ぶ方が多いかもしれませんが、バイクに乗る際には安全性も重視しなければいけません。
たとえば、転倒した時に脚を保護してくれる、ジーンズやレザーパンツがおすすめです。
ジーンズやレザーは生地自体が丈夫で、破れにくいです。
デザインも豊富なので、見た目のよさにこだわりたい方にも適しています。
また、一般的なパンツにはない機能を持つ、プロテクターパンツも人気です。
膝や大腿骨部分などにプロテクターが装着されており、転倒時に身体を守ってくれます。
身に付けてもあまり違和感がないソフトタイプや、頑丈な素材でできたハードタイプなどがあるので、好みに合わせて選んでみてください。
バイクの運転に慣れておらず事故が不安な場合は、ハードタイプがおすすめです。
ただし、身体に合わないパンツを着用すると運転しにくくなるので、選び方には注意が必要です。
オーバーパンツ
強い風を浴びる高速道路を走行する時や、長時間バイクを運転する時は、インナーパンツとアウターパンツだけでは足りないと感じることがあります。
その場合は、アウターパンツの上に身に付けるオーバーパンツも活用します。
オーバーパンツを着用すると温かさが格段に上がるでしょう。
ただし、着ぶくれして見栄えがやや損なわれます。
また、トイレに行く時などに脱ぐ場合はやや手間がかかります。
そのため、保温性だけでなく着脱の楽さにも注目して選ばなければいけません。
なお、オーバーパンツは大きめに作られているものが多いため、購入前に試着したほうがよいでしょう。
靴下
忘れがちなアイテムですが、靴下にこだわることも大切です。
靴の隙間から風が入ってくると、足は非常に冷えてしまいます。
特につま先は冷えやすく、場合によっては霜焼けができることもあります。
したがって、保温性が高い靴下を着用してください。
また、靴下に熱がこもると蒸れたり嫌な臭いが発生したりするため、放湿性や防臭効果にも優れているものを選びましょう。
普段はくるぶしまでの長さの靴下を履いている方が多いかもしれませんが、防寒性を考えると長めの靴下が適しています。
1枚の靴下では足りない場合は、重ね履きするという選択肢もあります。
ライダーブーツ
冬のバイクの運転には、防寒性と安全性を兼ね備えたライダーブーツがぴったりです。
ブーツであれば冷えやすい足首をしっかりと覆ってくれます。
また、ライダーブーツは頑丈に作られているので、転倒時の足の怪我を軽減できます。
なお、足がバイクと地面の間に挟まり大けがをするケースがあるため、できれば冬以外もライダーブーツを履いてください。
デザインが豊富でお洒落なものもたくさんあるため、楽しみながら選びましょう。
冬にバイクを運転する時に便利なアイテム
カイロ
防寒対策をしていても、手が冷えることはあります。
手が冷えたまま運転するのはとても危険なので、貼らないタイプのカイロなどを持参して温めましょう。
ポケットに入れておくだけで温かくなるため、運転の邪魔にはなりません。
薄いものやミニタイプのものであれば、グローブに入れて運転することもできます。
ただし、長時間同じ箇所を温めると低温やけどになる可能性があるので、注意してください。
もちろん貼るタイプのカイロも活用できます。
腰や首元、太ももなどに貼って冷えを予防しましょう。
さらに、つま先の冷えが気になる場合は、つま先用の貼るカイロが最適です。
カイロは道の駅やコンビニでも購入できるので、寒さに耐えられなくなったら購入することをおすすめします。
レインウェア
様々なアイテムで身体を温めても、雨に濡れたら身体の熱が奪われます。
よって、予期せぬ雨に対応できるように、レインウェアは常に持ち歩くことをおすすめします。
コンパクトに折りたためて、鞄などに収納できるものを選ぶと便利です。
しっかりと防寒対策をしてバイクの運転を楽しみましょう
冬にバイクを運転する場合は、防寒対策が必要不可欠です。
風邪を引いて体調を崩したり、注意力が低下して事故を起こしたりしないように、様々なアイテムを着用しましょう。
上半身にも下半身にもインナーやアウターを身に付けて、保温効果を高めてください。
また、手や首もと、足もとを温めることも大切。
グローブやネックウォーマー、靴下やカイロなどを活用するのがおすすめです。
今回は以上です。
それでは、また!!
当記事では、寒い時の装備についてご紹介しましたが、別記事で夏などの暑い時の装備をご紹介しております。
下記にリンクを貼っていますので、ぜひご覧ください!
バイクツーリングの装備【暑い時編】
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