【排気量別】バイクの初期費用についてまとめてみた

バイクを買いたいけど・・・。

購入費用以外に何が掛かるの?

こんなお悩みを解決します。

バイクは車両の本体価格だけではなく、それ以外に保険料や税金、整備手数料など様々な費用が掛かります。

「バイクを購入したいけど、初期費用は大体いくらになるの?」「本体価格以外にどんな費用がかかるの?」とお悩みの方必見です。

今回はバイクを購入した時に本体価格以外に掛かる費用について、詳しく解説していきます。

初めてバイクを購入する方やこれからバイクの購入を考えている方は、ぜひ参考にしてください。

それでは、始めます!

保険(自賠責保険、任意保険)

バイクの保険は「自賠責保険」と「任意保険」の2種類です。

ここでは、それぞれの保険の費用について解説していきます。

自賠責保険

自賠責保険は正式には「自動車損害賠償責任保険」と言い、すべてのバイクの所有者は加入が必ず必要な保険で、法律で義務付けられています。

加入しなければ、ナンバープレートが交付されないため、公道で乗ることができません。

万が一、未加入で運転した場合は1年以下の懲役または50万円以下の罰金、違反点数が6点付与されるため、免許停止の処罰の対象となりますので注意が必要です。

自賠責保険加入はコンビニでもできますので、有効期限が切れている方はすぐ加入しましょう。

自賠責保険は排気量が125cc以下、126~250cc、251cc以上と分かれており、排気量が多いほど保険料は高くなります。

長期契約は保険の割引率が高いことから、長くバイクに乗る方は長期契約の方がお得です。

詳しい自賠責保険の費用は次の通りです(沖縄県・離島を除く)。

  • 125cc以下/1年(7,070円) 、2年(8,850円)、3年(10,590円)
  • 126~250cc/1年(7,540円)、 2年(9,770円)、3年(11,960円)
  • 251cc以上/1年(7,270円) 、2年(9,270円)、3年(10,590円)

任意保険

任意保険とは、バイクの運転リスクに備えて自分で加入しておく保険です。

「自賠責保険に入っているから入らなくていい」と考えている方も多いですが、実は自賠責保険では補償が不十分なことも多いです。

もし交通事故などに遭ったとき、任意保険に入っておくと様々なトラブルに備えることができます。

任意保険の基本補償は

  • 対人賠償保険
  • 対物賠償保険
  • 搭乗者傷害保険
  • 人身傷害保険

の4つです。

「対人賠償保険」とは、交通事故で相手を負傷・死亡させた場合に相手への賠償として自賠責保険で足りない分のお金が出る保険のことです。

「対物賠償保険」とは、交通事故で他人の物品破損の修理・交換費用が支払われる保険のことです。

「搭乗者傷害保険」とは、交通事故により契約した車に乗っていた全ての人がケガをした時に定額の保険金が支払われる保険のことです。

「人身傷害保険」とは、交通事故で契約した車に乗っていた全ての人のけがの治療や後遺障害による介護料、働けない間の収入等を過失相殺による減額なしに補償する保険のことです。

保険料は様々な要素を考慮して決定されます。

任意保険の費用は同じ排気量であっても保険会社によって異なり、契約する年齢によっても変わります。

排気量は基本的には排気量法が多いほど保険料は高いです。

また、若い世代の方は交通事故率が高いことから、保険料は高めに設定されていることが多いです。

さらに、運転者の事故歴によっても保険料が変動します。

このように任意保険の場合、保険料の相場は様々な条件や保険会社によって変動するため、どのくらいの費用がかかるのかは別途確認が必要です。

税金(自動車重量税、軽自動車税、消費税)

バイクを維持する上でかかる税金には「重量税」と「軽自動車税」の2種類があります。

車両区分と排気量によって税金の金額が違いますので、中には税金が掛からないものもあります。

バイク購入時はどの車両区分に該当するか、事前に確認した方が良いでしょう。

また、購入時には消費税がかかります。

ここでは、それぞれについて詳しく見ていきましょう。

自動車重量税

自動車重量税は、新規登録の車検と継続車検の時にかかる税金です。

車検費用と同時に、次の車検までの期間年数分の自動車重量税を納めます。

バイクの自動車重量税は、排気量によって金額が異なります。

ちなみに、排気量が126cc以上250cc以下のバイクは車検不要ですので、自動車重量税を支払うのは新規登録車検時のみです。

自動車重量税の金額は次の通りです。

  • 原付一種および原付二種+125cc以下/課税なし
  • 軽二輪車+126cc以上250cc以下/新規登録時のみ(4,900円)
  • 二型小型自動+251cc以上/登録から12年目まで(年1,900円)、登録から13~17年目まで(年2,300円)、登録から18年以上(年2,500円)

軽自動車税

軽自動車税は毎年支払い義務がある税金で、排気量によって税額が異なります。

その年の4月1日現在の所有者に対して課税され、支払うタイミングは毎年5月末までに支払うように義務付けられており、毎年4~5月に納税通知書が郵送されます。

支払いはコンビニや金融機関でできます。

地域によってはクレジットカード払いもできる場合もあります。

軽自動車税の金額は次の通りです。

  • 原動付自転車/50cc以下(年2,000円)、51cc以上~90cc以下(年2,000円)、91cc以上~125cc以下(年2,400円)
  • 軽二輪車/126cc以上~250cc以下(年3,600円)
  • 二輪小型自動車/251cc以上(年6,000円)

購入時に支払う必要はありませんが、購入のタイミングによってはすぐに支払うことになりますので注意しましょう。

消費税

バイクの本体価格には消費税(税率10%)が掛かります。

また、本体価格以外のオプション料金など税金以外の手数料はすべて消費税が掛かりますので注意しましょう。

納車整備手数料

「納車整備手数料」とは、バイクの納車までに点検や整備されるときにかかる費用のことです。

主な整備内容は各種部品の取り付け、オイルの交換・補充、消耗品類の点検、洗車などが一般的に行われます。

納車整備手数料の相場は数千円~数万円と、お店によってかなり幅があります。

店舗によって整備内容や金額も異なりますので、購入する店舗で事前にどこまで作業をしているか確認した方が良いでしょう。

もし、新車を購入するときに納車整備をしないと、適切な調整がされないことで各部の消耗が激しくなり、維持費がかかる上に本来のバイク本来のパフォーマンスが発揮できなくなってしまう可能性が高いです。

安心してバイクに乗るために、納車整備はしっかりとしてもらいましょう。

また、納車を店舗受け渡しではなく、自宅まで届けてもらう場合は別途納車費用が掛かります。

費用を抑えたい場合は、自分で取りに行きましょう。

登録代行費用

「登録代行費用」はバイクを法的に自分のものにするために、陸運支局に対してバイクの名義人の登録作業を販売店に代行してもらう費用です。

代行する費用や名称は販売店によって異なりますので、事前に確認した方が良いでしょう。

バイクの「名義」とは、公的に登録されている所有者のことを言います。

新規登録の際は、書類の用意や手続きが必要です。

必要な書類は排気量によって異なります。

各種手続きは自分でも行うことができますが、手続きが複雑ですので販売店にまかせるのが一般的です。

その際、陸運支局と販売店との距離が遠い場合は手数料が割高になる場合がありますので、その点は注意が必要です。

バイク用品一式

バイクの本体以外に、乗るときには法律面を考えればヘルメットが必要です。

加えて、体を守るための最低限の装備も必要になります。

ここでは、バイクの必要装備と価格の相場についてまとめましたので、大体どれくらいになるかぜひ参考にしてください。

  • ヘルメット(約10,000円~約50,000円)
  • グローブ (約2,000円~約10,000円)
  • プロテクター (約4,000円~約10,000円)
  • ライディングジャケット(約15,000円~約30,000円)
  • ライディングブーツ(約7,000~約20,000円)

バイクの購入は計画的に!

このように、バイクの購入時には本体価格だけではなく、様々な諸費用が掛かります。

バイクの維持費用だけでもなかなか大変です。

そのため、しっかりと計画を立てて、経済的に無理のないように事前の準備をしてからバイクを購入することをおすすめします。

バイクを購入しようと思っている方はこの記事を参考にして、ぜひ検討してみてください。

今回は以上です。

せりざわ
せりざわ

それでは、また!!

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