ヤエーの意味とやり方について

バイクツーリングのヤエーについて具体的に知りたい!

こんなお悩みを解決します。

ライダーの間ではヤエーという習慣があるのを聞いたことがある人もいるでしょう。

バイクに乗り始めた頃に噂を聞いて、詳しく知っていないと周りから取り残されてしまうかもしれないと不安になる人もいます。

ヤエーとはいったいどのようなものなのでしょうか。

この記事ではヤエーとは何かを説明した上で、やり方や注意点について解説します。

ヤエーとはそもそも何?

ヤエーとは簡単に言ってしまえばバイクに乗っている人同士の挨拶の一種です。

特にツーリングをしているときに他のツーリングをしているグループとすれ違ったときに互いにメッセージを送る文化として広まっています。

ツーリング以外のシーンでもライダー同士がヤエーをしている場合もあり、昔からバイクを乗り回しているライダーの中には、バイクですれ違ったらヤエーをするのが常識と思っている人もいるでしょう。

トラックやバス、タクシーのドライバーなどもすれ違うときに手を挙げて挨拶をすることがよくあります。

このような形で互いを気遣い合うコミュニケーションの一つと考えることができるでしょう。

ヤエーはアルファベットではYAEHと書き、YEAHから作られた造語という説が有力です。

ちょっと気取った気分での声掛けという意味にも取れますが、道中お気を付けてという意味で解釈されることもあるなど、捉え方は相手によって様々です。

辞書や教本などでヤエーの意味について定義されているわけではないため、時代とともに変わっていく可能性もあります。

ただ、気軽にできるライダー同士の挨拶ということだけは基本なのでいつまでも変わらないでしょう。

ヤエーのやり方とバリエーション

ヤエーのやり方はもともとはバイク同士がすれ違うタイミングで右手をハンドルから離し、ピースのサインを送るというものでした。

そのピースを見たら相手もピースをして返すという形でコミュニケーションを取るのが暗黙のルールです。

ヤエーという響きから考えても明るい雰囲気があるのでピースサインが合うのは確かでしょう。

ただ、時代とともにこの習慣にもバリエーションが生まれてきました。

もともとはっきりとしたルールがあるわけではないので、ヤエーのサインもピースにはこだわらなくなってきています。

例えば、拳を握り締めてガッツポーズをしたり、軽い挨拶をするときのように手を軽く挙げるだけだったりする場合があります。

また、もっと大々的に手を振ってヤエーにする人もいるなど、相手にヤエーをしているということを伝えられれば良いという雰囲気になってきています。

返事をするときにも同じサインを返す必要はなく、ピースに対してガッツポーズで返したり、手を振られたところにピースで返したりすることも多くなりました。

また、手を離せないタイミングもあるので会釈をする程度で返すこともよくあります。

とにかく相手とのコミュニケーションを取るというのがヤエーの基本になってきているのが現状です。

ヤエーをする時に注意すべきポイント

ヤエーをするときには注意しなければならないポイントが二つあるのできちんと理解しておきましょう。

一つ目は安全に注意することです。

バイクの運転中にハンドルから片手を離すことになるので、その間は運転が少し疎かになることは否めません。

ヤエーを自分からするときにはまず本当に安全な姿勢なのかを確認し、自信を持って片手を離せると思ったときにだけヤエーをしましょう。

そして、できるだけ短時間にして危険な状態の時間を少しでも短くするのが大切です。

また、相手からヤエーをされたときにも自信がないなら手をハンドルから外すのはやめましょう。

会釈をして返事をするだけでも大丈夫なので決して無理をしないのが肝心です。

二つ目は相手によってヤエーをすべきかどうかを考えることです。

ヤエーに対してあまり良いイメージを持っていない人もいます。

相手からヤエーをされたなら返すのが良いですが、されなかった場合に自分からやるのは良いと思われるかどうかがわかりません。

特に相手が明らかなベテランなのにヤエーをしてこなかったというときには、あまりヤエーを良いと思っていない人かもしれないので無理にヤエーをするのはやめておきましょう。

ヤエーについて理解して付き合っていこう

ヤエーはライダー同士の挨拶のようなもので、すれ違うタイミングで主にピースのサインをしてコミュニケーションを取ることを意味します。

バリエーションも豊かになっているので自分なりの方法でヤエーをしても問題はありません。

ただ、手を離すのは危険を伴う行為だということを理解して安全重視でヤエーをするように心がけましょう。

今回は以上です。

せりざわ
せりざわ

それでは、また!!

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