IPFSとNFTについて

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当記事では、下記について記載しています。

当記事の内容

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新たな運用資産として注目を浴びているのがNFT。

しかしNFTには改ざんしやすいという弱点があり、その弱点を解決する手段としてIPFSが挙げられます。

このIPFSがとはどんな技術なのでしょうか。

ここではIPFSとは何か、NFTが抱えている課題はなにか、どうして課題を解決する手段としてIPFSが採用されているのかに加え、IPFSが抱える課題についても解説します。

それでは、始めます!

NFTが抱える課題とは

富裕層を中心に新たな資産運用の手段として注目を浴びているのがNFTです。

電子媒体を使って描かれたイラストや音楽などを暗号資産化したデジタルデータをNFTと言います。

NFTの開発にはブロックチェーン技術が用いられており、所有者の権利の移転は無許可でできないことから安全性の高い資産と考えられています。

しかし、NFTは所有者の移転には許可が必要なものの、NFTそのものの書き換えは無許可で可能です。

そのため、知らない間にNFTの中身が書き換えられ、価値が下がってしまうリスクを伴っています。

そこでNFTを保護する技術としてIPFSが注目されています。

HTTPが抱える課題とは

現代のインターネットではアドレスの筆頭にhttps://~を入力するHTTPがプロトコルに採用されています。

このHTTPはロケーション指向プロトコルと言われ、webページを閲覧するにはhttps://~の後ろにサーバーの名前、ディレクトリの名前、ファイルの名前を入力してアクセスします。

私たちがインターネットを閲覧する際にHTTP通信を使うのは基本中の基本ですが、このHTTP通信は主に3つの問題を抱えています。

1つ目の問題はサーバーにアクセスする中央集権型である点です。

webページなどにアクセスするにあたって、1つのサーバーに集中してアクセスが集中すれば、サーバー落ちと言ってアクセスできなくなることがあります。

実際に通信販売で人気商品を買おうとした際にアクセスが集中していつになっても商品サイトにたどり着けない経験がある人は多いでしょう。

また、中央集権型だとサーバーの管理者の権限が大きくなってしまいます。

そのため、管理者がデータを勝手に削除したり改ざんしたりするのも簡単にできてしまいます。

その他にも、サーバーの管理者が運用をやめてしまうとそのサーバーに保存されているコンテンツはこの世から消えてしまう、サーバーに負荷がかかるといった問題を抱えています。

IPFSとは

IPFSとは、HTTPに代わるもしくはHTTPを補完するプロトコルとして登場しました。

HTTPが中央集権型ネットワークであることに対して、IPFSはブロックチェーンの基本であるP2Pネットワークを採用しているのが特徴です。

P2PネットワークとはPeer to Peerネットワークとも言い、複数のサーバーが蜘蛛の巣のように繋がり、相互監視・相互運用を行うネットワークのことを言います。

P2Pネットワークの強みはP2Pネットワークを構成するコンピュータすべてでデータを分散させて管理できる点です。

中央集権型ネットワークだと1つのサーバーがコンテンツを管理することから、負荷が大きく、サーバー落ちなどの障害が起こるリスクが高くなります。

それに対してP2Pネットワークはネットワークを構成するサーバーで負荷を分散させられるので、障害に強いです。

また、P2Pネットワークでは近くのサーバーからデータを持ってきます。

そのため、1つのサーバーに負荷が集中することも避けられます。

HTTPはコンテンツが保管されている場所のアドレスを指定するのに対し、IPFSとはではコンテンツに割り振られた番号を直接入力するコンテンツ指向型プロトコルです。

このコンテンツ指向型もIPFSの大きな強みと言えるでしょう。

指定された番号でコンテンツを探すので、コンテンツが保存されているディレクトリを探す必要がなく、不正アクセスを防止できます。

また、IPFSではデータのハッシュ値を使ってコンテンツを探します。

万が一データの書き換えが行われた場合ハッシュ値が変わるので、データの改ざんにもすぐに気付けます。

どうしてNFTとIPFSは相性が良いの?

NFTとIPFSは相性が良いとされ、NFTのやり取りにIPFSが採用されるケースも多いです。

その理由としては、先ほど解説した改ざんにすぐに気付ける点が挙げられるでしょう。

ブロックチェーン上に存在するNFTは、NFTに紐付けられたリンクを辿ってコンテンツにアクセスします。

そのため、所有権は紐付けられているものの、データの中身は紐付けられていません。

したがって、データの中身が改ざんされても気づきにくいのです。

そこでIPFSなら、コンテンツに割り振られた番号で検索を行います。

IPFSのP2Pネットワークでは、1つのデータを複製して複数のノードに保管します。

そこでコンテンツの改ざんが行われると、番号が合致しなくなり検索もできなくなるので改ざんは実質不可能ということになります。

IPFSが抱える課題とは?

IPFSはNFTと相性が良く、便利なものと思えるかもしれません。

しかし、まだ課題を多く抱える技術でもあります。

それでは、IPFSが抱える課題について紹介していきます。

インターネット・パソコンに詳しくない人には難しい

現代に浸透しているHTTP通信は、Webブラウザで指定のアドレスを入力するだけでコンテンツにアクセスできます。

「インターネットで検索する」という行為そのものも、スマホやパソコンの普及によって世間の人にとってはさほど難しくないでしょう。

しかし、IPFSには検索エンジンが存在しません。

ハッシュ検索でコンテンツの検索を行うので、ハッシュが理解できないパソコン初心者には難しく、使いづらい技術と言えるでしょう。

中央管理者がいない

IPFSはP2Pネットワークを採用しているので中央管理者がいません。

中央管理者がいないと、サーバー負荷を分散させられるなどのメリットがありますが、それと同時にコンテンツを管理する人がいないというデメリットも伴います。

そのため、IPFSには反社会的勢力に悪用されたり、有害なコンテンツが拡散されたりするリスクもあります。

有害コンテンツの監視に関しては議論されている段階で、具体的な策は出ていません。

自分が犯罪に巻き込まれないためにも、コンテンツを自分で見極める必要があるでしょう。

IPFSでもデータは永久的なものではない

IPFSでもデータを永久に保存することはできません。

IPFSでは1つのノードにデータが保存され、誰かがアクセスすることでNFTなどのデータを利用できます。

しかし、必ずしもコンテンツを保存している全てのノードが永久的に利用できるとは限りません。

IPFSの場合コンテンツを複製して複数のノードに保存するので、ノードが原因のコンテンツの削除は避けられるものと考えてしまいがちですが、将来的には勝手にコンテンツが削除されてしまうリスクは高くなるでしょう。

IPFSに将来的に起こる問題として、ストレージ不足が挙げられます。

IPFSの普及にノードの数・容量が追いつかないと、自動的にコンテンツが削除されてしまうでしょう。

そこでノードを増やすために、自分のパソコンやスマホの空きストレージを報酬としてFilecoinが存在します。

Filecoinは2021年に価格が高騰し、ビットコインなどに並ぶ・超える暗号資産にも選ばれました。

ただ、Filecoinは日本の取引所ではまだ取り扱われていない暗号資産なうえ、今後の動向もまだ読めません。

Filecoinの動向によってIPFSの普及も左右されてくるので、IPFSに注目している方はFilecoin(FIL)にも注目しましょう。

IPFSはNFTと相性の良いプロトコル

IPFSはNFTの管理において従来のHTTP通信で抱えていた、コンテンツを改ざんしても気づけないという問題を解決する手段として注目されています。

しかし、IPFSはNFTを保護する意味では便利ではあるものの、検索が難しい、ストレージ不足が懸念されているなど、まだ問題を多く抱えているのも事実です。

NFTを安全に利用・管理するためにも、IPFSの仕組みや課題は理解しておいて損はないでしょう。

今回は以上です。

せりざわ

それでは、また!!

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