
OpenSeaをしてると、WETHって単語が出てきた。
ETHと何が違うの?
こんなお悩みを解決します。
当記事では、下記について記載しています。
当記事の内容
- 知ってほしい単語
- WETHについて
- WETHのメリット・デメリット
OpenSeaを利用すると、『ETH』の他に『WETH』という暗号資産を目にします。

黒いアイコンの『ETH』は取引所などでよく見かけますよね。
ただ、『ETH』の赤いアイコンが表示されている『WETH』は、OpenSeaで初めて見たという方が多いのではないでしょうか。
そのため、「WETHって何?ETHと関係あるの?」と疑問に感じたと思います。
自分もOpenSeaを始めた時は、違いがよく分かりませんでした。
そこで、当記事では自分が勉強して分かった『ETHとWETHの違い』についてご紹介しています。
「WETHって何?」と疑問に思っている方は、ぜひ当記事をご覧ください!
それでは、始めます!
補足
OpenSeaには赤いアイコンで表示されている『WETH』の他に、紫色のアイコンで表示されている『ETH(polygon)』もありますよね。
ETHとETH(polygon)の違いやETH(polygon)の手数料を抑える方法については別記事でご紹介しています。
こちらも知りたい方は、下記にリンクを貼っていますので、ぜひそちらの記事をご覧ください。
-
手数料を抑えてETH(Polygon)を購入する手順をご紹介!
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WETHについて紹介する前に知って欲しいこと

WETHについてご紹介する前に、知って欲しい単語がありますので、先にそちらをご紹介しますね。
ここでご紹介する単語は下記2つです。
- イーサリアム
- ERC-20
それでは、1つずつご紹介しますね。
イーサリアム
まずは「イーサリアムとは何か?」についてご説明しますね。
ここで記載している『イーサリアム』とはブロックチェーンプラットフォームの名称のことです。
『ETH』はイーサリアムという技術を利用して作られた『通貨』のことを指します。
例えば、パソコンでは『Windows』というOSがありますよね。
この『Windows』を土台にして、『Word』や『Excel』などのアプリを使うことができます。
上記のパソコンをイーサリアムとETHに置き換えると、
- 『Windows』が『イーサリアム』
- 『Word』や『エクセル』などのアプリを『ETH』
になります。
イーサリアムというブロックチェーン技術を土台にして、ETHという通貨が発行されています。
イーサリアムと言われると、通貨の『ETH』を連想しますよね。
ただ、当記事で『イーサリアム』と記載したものは、ブロックチェーンプラットフォームのことを指しますので、注意して下さいね。
ERC-20
ERC-20とは、イーサリアムを利用して発行された仮想通貨(トークン)の標準規格のことです。
イーサリアムのブロックチェーン技術を使えば、様々な暗号資産を発行できます。
例えば、BNB(バイナンスコイン)やUSDC(USDCoin)などがあります。
ただ、ERC-20誕生前は暗号資産ごとに規格が異なっており、各仮想通貨ごとに財布(ウォレット)を準備する必要がありました。

仮想通貨ごとにウォレットを準備するのは手間で面倒ですよね。
そこで、イーサリアムでは『ERC-20』という規格を標準にしています。
標準規格が出来たことで、ERC-20に準拠した仮想通貨はメタマスクなどの共通のウォレットで管理でき、一括管理できるようになりました。
WETHとは

上記では、『イーサリアム』と『ERC-20』についてご紹介しました。
ここから、本題であるWETHについてご紹介しますね。
WETHとは、『ERC-20の規格に対応したETHのこと』です。
WETHの『W』は『Wrapped』のことで、ラップされたETHという意味になります。
『ERC-20』は『ETH』がリリースされた後に開発されたため、『ETH』はERC-20に準拠していません。
そこで、ERC-20に準拠したETHが新たに発行され、この仮想通貨のことを『WETH』と呼んでいます。
WETHの入手方法

WETHですが、『Uniswap(ユニスワップ)』などの取引所を通じてETHと交換する形で入手できます。
ETHからWETHへの交換は、スマートコントラクトによって実施され、1ETH=1WETHで交換されます。
交換レートは同じですが、取引手数料やガス代の費用は発生します。
WETHのメリット・デメリット

WETHのメリット
WETHの最大のメリットは、OpenSeaのオークションに参加できることです。
OpenSeaのNFTオークションは、WETHで行われます。
そのため、オークションに参加するためにはWETHを用意することが最低条件となります。
他にもWETHには、GAS代の軽減や処理速度が向上するメリットがあります。
WETHのデメリット
WETHのデメリットとしては、ETHの交換でしか手に入らないことです。
WETH自体のGAS代は安いのですが、ETHからWETHへ交換する際に、GAS代と手数料が発生します。
手数料は取引所によって異なりますが、Uniswapの手数料は0.3%となっています。
手数料は各取引所を調べれば分かりますが、GAS代は時価となります。
そのため、ETHからWETHに交換する際にGAS代は逐一確認しておきましょう。
最後に

当記事では、WETHについてご紹介しました。
OpenSeaに触れると、今まで見たことない通貨やウォレットに遭遇しますよね。
自分もまだまだ知らないことが多いです!
1つずつ勉強して知識を深め、より楽しくOpenSeaを活用していきましょう。
今回は以上です。

それでは、また!!